音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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【No.07】 米津玄師「diorama」(2012) レビュー 

diorama.jpg

新進気鋭のシンガーソングライター、米津玄師の1stメジャーアルバム、「diorama」のレビューです。

米津玄師氏はニコニコ動画にて「ハチ」名義で以前からVOCALOIDを使用した楽曲を投稿しており、界隈では大変な人気を博していた経歴を持つ人物です。

かくいうぼくも「ハチ」名義時代からのファンなので、今回のアルバムは非常に楽しみにしておりました。

音楽性としてはバンドサウンドを中心に、DTMならではの様々な音が重なった独特なサウンドの仕上がりになっています。


[全曲レビュー]

1. 街  ★★★↑

カントリーやマーチを匂わせつつ現実離れした不可思議な世界観に落とし込む、初めて聴く人に優しい1曲目だと思います。

2. ゴーゴー幽霊船  ★★★★↓

一転して妖しさ全開のキラーチューン。本人作のPVと一緒に見ると更に良い。

3. 駄菓子屋商売  ★★★★↓

お祭り騒ぎの愉快な曲が続きます。サビの展開が逸品です。

4. caribou  ★★★↑

不協和音と協和音の狭間を抜けていくような独特なメロディー。個性がとても強いです。素晴らしいですがこのアルバム内では少し印象が薄いのでこの評価。

5. あめふり婦人  ★★★☆↑

M2とM3を足して2で割ったような感じ。印象も似ていますが差別化はしっかりできているかとは思います。

6. ディスコバルーン  ★★★★↑

サビのメロがシンプルながらすごい中毒性。一体どっからこんなメロが生まれるのか不思議です。

7. vivi  ★★★☆↑

しっとりした切なげな曲。メロは前6曲と比べると割かし平凡な感じがしますが、コードの使い方やギターのリフにやはり米津玄師らしさが出ていて良いですね。このアルバムでは最も異色な雰囲気があります。

8. トイパトリオット  ★★★☆↓

子供のように無邪気な印象を受ける音と歌詞。歌詞の言葉選びはアルバムの中でも特に好きです。

9. 恋と病熱  ★★★☆↑

曲調としてはアルバムの中でも正統派な音楽。2009年後半~2010年前半辺りのハチ名義での楽曲の雰囲気に近いです。PVがとても好き。

10. Black Sheep  ★★★★↑

けだるげな印象を持つ1曲。まとわりつくような歌声とメロディーがとても耳に残ります。米津玄師氏の世界観の奥底にたどり着いたような快感を感じました。個人的に今作のベストナンバー。

11. 乾涸びたバスひとつ  ★★★★↑

とてもストレートな純愛ソング。歌詞も曲もまっすぐです。まっすぐ、と言ってもやはり作り上がった世界観の中に見事収まっています。情景やシーンがありありと浮かんで切ない気持ちになりました。言葉選びが逸品ですね。文学的で優しさに満ちています。

12. 首なし閑古鳥  ★★★✩↓

ノリはM4に近いですが、M4よりも少し爽やかな感じ。Bメロの歌詞やメロが今までと違っておちゃらけた感じで面白かったですが、他と比べるとやはり印象が少し薄いかも。

13. 心像放映  ★★★↓

ノリはM8とM12の中間のような爽やかで少し無邪気な感じ。メロの繰り返しが少し退屈。間奏で雰囲気がガラッと変わったので「おっ!?」となりましたが何事もなく同じサビに戻ったのでそれがちょっと残念でした。

14. 抄本  ★★★★↓

ラストトラック。ノイズがかっていたりシューゲイザーのようなズザーッとしたギターが曲を包んでいて、まるでブラウン管テレビの放送終了前後を見ているような感じでした。要するに、米津玄師氏の世界観から曲の終わりと共に現実にプツンと戻された、そんな感じです。まさしく最後に相応しい曲。世界観が確固としているだけに締めはどう持っていくのか期待していましたが、見事期待に応えてくれた感じがあります。


[総評]

完成された独自の世界観、そして1曲目からその世界観に嫌味なく巧みに誘い込み、パッと現実に引き戻すラストトラック、とてもアルバムとして優秀な作品だったと思います。別の世界で旅をしている気分になれて、とても満足できました。1曲1曲は、良くも悪くも安定していて、所謂「捨て曲」なるものはなかったと感じます。似たような曲が多い、という印象が拭えないのがマイナス点ですが。ただ最近の曲を聴く限り、この方はもっともっと良い物を作れる、そんな予感がするので、今後のアルバムがとても楽しみです。特に最近発売されたシングル「MAD HEAD LOVE」がハチ名義を含めた米津玄師氏の中で個人的に最高傑作だと感じたので、その曲が収録されたアルバムが発売されるのが今から楽しみでなりません。

★★★☆↑



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Posted on 2013/12/17 Tue. 00:55 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 0

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