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空気公団「ぼくらの空気公団」(2010) レビュー
今作は数ある楽曲の中からファン投票で選ばれた12曲を収録したセレクションベスト。
人気楽曲だけでなく廃盤やLPでのみ販売されていた楽曲も再収録されているため、新規の方には勿論、ファンにも優しいベストとなっています。
それでは以下全曲レビュー&総評。
・・・と言いたいところですが、全曲レビュー、アーティストによっては書くのにすごく時間がかかってしまい更新ペースに支障をきたしまくっているので、これからは「任意」という形を取りたいと思います。
全曲レビューできそうなアルバムは今までと同じくしますが、言葉選びに詰まってしまう作品はとりあえず★とアルバム全体の感想だけ付けて放出したいと思います。
というわけで今作はその形を取らせていただきますのでご容赦ください。
[全曲レビュー(評価のみ)]
1. 夕暮れ電車に飛び乗れ ★★★★☆
2. 旅をしませんか ★★★★★
3. 青い花 ★★★★☆
4. 田中さん、愛善通りを行く ★★★★
5. レモンを買おう ★★★★
6. とおりは夜だらけ ★★★★
7. 呼び声 ★★★★
8. 窓越しに見えるは ★★★★
9. 思い出俄爛道 ★★★★☆
10. ふたり ★★★★
11. おはよう今日の日 ★★★★☆
12. コーヒー屋のおねえさん ★★★★
[総評]
どこまでも柔らかく透き通ったサウンドと歌声。郷愁感のあるその楽曲は松任谷由実や大貫妙子といった偉大なミュージシャンの影響を強く感じさせますが、不思議とそれはそれ、これはこれといった線引きが無意識になされていて、このアーティストに取って代われるアーティストはいないと思わせる。そんなバンドが空気公団です。
ひたすら恋に焦がれるでもなく、意識を広げに広げて人類を謳うでもなく、ただ日常を切り取っているだけでこれほどクリエイティブで人の心を打ち付ける音楽はやはり唯一無二。いわば情景を唄うアーティストですかね。
そして何より、山崎ゆかりさんのボーカルが素晴らしい。どの楽曲も初聴でフワッと心を包み込んでしまうのは、ひとえに彼女の天性の歌声のせいではないかと自分は思います。一見癖のないようで実は凄く癖の強いボーカルは、言い方はアレですが、さながら無害そうに見えて中毒性の強いソフトドラッグのようなものではないでしょうか。自分で言っておいてなんですが本当に酷い例えですね。要はこういう人を「歌姫」と呼ぶべきなのではないかなと思ったりしております。それだけ素敵な魔性の歌声。
さて、今作は上記の通り一曲一曲のレビューをしていませんが、これではどの楽曲がオススメなのかわかりづらいかもしれません。そこでズバリ言いますと、どれでも良いです。どれから聴いてもハマる人はずっぽりハマります。それくらい安定して名曲ばかりのアルバム。これぞベストといった感じのベストですね。とは言ったものの、やはり最初に聴くならこのアルバムの1~3曲目。特に2曲目の「旅をしませんか」でしょうか。どうぞ、旅のお供にご一聴を。
★★★★☆
コメント
長いねむけ様 こんばんは
自分も空気公団は荒井由美フォロワーだと思っていた時期がありましたが、どんどん変わっていって今は本当に独特なグループになったな、と思います。
音響が凝っているのがポイントですね。
加えて三人編成になってからはジャズ度が増している印象。
自分は「レモンを買おう」から入りましたので思い入れがあり。
あとは「思い出俄爛道」も・・・(以下略
初期の曲が多めのベストですね。
ブログは自分が楽しんでこそ、なので
お互い
無理せずマイペースでやっていきましょう。
GAOHEWGII #- | URL | 2015/02/25 20:45 - edit
Re: タイトルなし
GAOHEWGIIさん、コメントありがとうございます。
GAOHEWGIIさんも思い入れのあるグループでしたか。良いですよね、空気公団。
先ほど調べたところ、先月アルバムが発売されたばかりとのことで収録曲MVを拝聴したのですが、相変わらずの温かみあるサウンドで素敵でした。
1年経っても文章を書くというのはなかなか慣れないもので、色々と四苦八苦していますが、一つの記事を書き終えた時の達成感はやはり代え難く良いものだと感じます。まだまだブログで紹介したいアルバムは沢山あるので、焦らずしかし着実に更新を続けていきたいですね。
長いねむけ #- | URL | 2015/03/04 00:13 - edit
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