音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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Чебурашка「Я Чебурашка」(2008) レビュー 

ヤ・チェブラーシカ 4

ロシアの人形アニメ、チェブラーシカの公式サウンドトラック「Я Чебурашка(ヤ チェブラーシカ)」を紹介します。

チェブラーシカはロシアの児童文学家、エドゥアルド・ウスペンスキーによるシリーズものの絵本「ワニのゲーナ」を基にしたロシアの人形アニメです。

1966年に絵本作品として発表され、1969年にアニメ化、その後時を経て日本でも吹き替えられました。チェブラーシカの声はあのピカチュウでも有名な大谷育江さんですね。

今回レビューするこのサントラは、比較的最近出たもので、しかも日本の出版社から発売されたものなので曲目も日本語なら後半のアレンジも日本人がやってたりします。

それなのに日本語の吹き替えヴァージョンが入っていないのは何故なのかよくわかりませんが、まあロシア語の原曲も好きなので良しとしましょう。

それでは以下全曲レビュー&総評。


[全曲レビュー]

1. プロローグ~チェブラーシカの歌~  ★★★★

今作M4の「チェブラーシカの歌」のインストアレンジ。歌入りとも甲乙が付けがたい良アレンジです。アコーディオンの不思議なメロディーラインに心惹かれます。

2. 誕生日の歌  ★★★★

ワニのゲーナが弾き語る誕生日の歌。軽快なリズムにアコーディオンとフルートの物悲しげなメロディが乗って哀愁を誘います。低音の効いた歌声も素敵。

3. 「ワニのゲーナ」のテーマ  ★★★☆

劇中のBGM。弦楽器が泣いているように悲しげな音色を奏でています。

4. チェブラーシカの歌  ★★★★

こちらがM1の原曲。いや、どちらが先に作られたとかはわからないので一概にこっちが原曲とは言えないかもですが。幼さがあってたどたどしい歌声が、とてもチェブラーシカに合っています。

5. 青い列車  ★★★★☆

そしてこの作品を語る際に(個人的に)絶対に外せない名曲がこちら。列車が走る音を模したリズムに乗せてアコーディオンを弾き語るゲーナ、作中屈指の名シーンです。楽しさと哀愁が入り混じっていて深みが出ているなあと感じます。

6. チェブラーシカの歌 covered by 榎本くるみ  ★★☆

さてここからは日本人によるアレンジが続きます。えーと、このアレンジはピアノの弾き語りですね。アレンジ自体は、原曲の哀愁が残されていて悪くないです。あと歌声も。何がダメかって、日本語訳された歌詞ですね。譜割りもクソもない物凄い直訳感があって、正直酷いです。もうちょっとなんとかできたでしょこれ。

7. インタールード~青い列車~

21秒の繋ぎです。

8. チェブラーシカの歌 n.o.s.t.a.l.g.i.c remix remixed byD.O.K.i  ★★☆

こちらはテクノポップリミックス。ノ、ノスタルジック?お、おう・・・めちゃめちゃ爽やかですが。まあ爽やかでもそこからノスタルジーが垣間見える曲は確かにありますが、この曲は・・・完全に原曲の哀愁が消えてますね。長い割に展開も少ないし。作品そのものにもっとこう華やかさみたいなのがあったら、エンディングにこういう曲が流れても「おおっ、泣けるなあ」と感じるのでしょうが、言っちゃなんですがチェブラーシカにそんな華やかさは感じませんでしたので、単純に合ってないです。

9. 誕生日の歌 COLLETTE MIX remixed by COLLETTE  ★★

こちらはサンバ風味なダンスミュージックリミックス。うーむ、こちらも毛色は違いますが出てくる間奏はM8と大体同じなので省略。

10. 青い列車 Lostface remix remixed by Lostface  ★★★

ボンゴドラムを主に置いた民族音楽風味なブレイクビーツリミックス。こちらは他と比べると悪くないですね。逆に原曲のイメージに近すぎて単純比較してしまいますが。もうちょっと攻撃的な展開が欲しかったかも。

11. 「ワニのゲーナ」のテーマ piano inst.  ★★★

タイトルの通り。ピアノだけでも素敵な楽曲です。少し物足りなさは感じましたが。

12. 誕生日の歌 NITE RIDE MIX remixed by YAMAUCHI TAKAYUKI(the ARROWS)  ★★☆

ダウナーなエレクトロアレンジ。お洒落ですがやはり冗長で歌声とも合っていないなと感じたのでこの評価。

13. エピローグ~青い列車~  ★★★☆

ラストトラックはM5のインストアレンジ。短いながらも壮大さのあるオーケストレーションが後味の良いラストでした。


[総評]

前半にロシア産の原曲、後半に日本産のアレンジという構成のアルバムだったわけですが、正直なところ、M8~M10はない方がアルバムとしての評価はグンと高かったですね。リミックス自体はそんなに悪いわけでもないですが、あまり好みではない。そもそもサントラは「作品を象徴する音楽」だとぼくは考えているので、それを含めるとサントラとしては余計なものを入れてしまってぶち壊してしまった感が強いです。リミックス集、とかに収録するのなら分かりますが、どうして公式サントラに収録してしまったのか・・・残念です。とボロクソ言ったものの、やはり原曲は素晴らしい出来。濃ゆい哀愁とほどよい賑やかさ、そして歌声の愛嬌が曲を通じて作品そのものを脳裏に過ぎらせてくれます。サントラとしては非常に無計画的というか、拙い出来ですが、今のところチェブラーシカのサントラはこのアルバムのみっぽいので、高音質で原曲の哀愁に浸りたい方は是非手にとってみてください。

★★★


誕生日の歌


青い列車
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Posted on 2014/03/25 Tue. 00:16 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 2

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コメント

まさかのロシアですか。開設数ヶ月でこのような作品をレビューするとはさすがですね。ちなみに私は洋楽レビューには未だに手を出せてません。
一体何がきっかけでこのような作品をご存知になったのでしょうか?
そして今作のレビューを見て一番驚いたのは、6曲目に榎本くるみさんの名前があったことですよ! 2ndアルバムは大好きな作品だったのに、その後は活動停滞が続きもう5年も新曲を出せていない・・・復活を待ち望んでいるんですけどね。

えむけー #PcvYsX0w | URL | 2014/03/25 01:03 - edit

Re: タイトルなし

えむけーさんコメントありがとうございます。
このアルバムに関しては、昔チェブラーシカをテレビか何かで見て音楽が気に入っていたというのと、レコードショップに寄ったら偶然売っているのを見かけたというのが重なって手にしました。同じロシアの人形アニメだと他に「ミトン」とかも好きですねー。もしサントラが出たら買いたいです。

榎本くるみさん、ご存知でしたか!流石えむけーさん。ぼくはこのアルバムで初聴でした。調べてみたら色々な媒体でタイアップをされている方なんですね。「冒険彗星」良かったです。アルバム見かけたら手に取ってみようと思いますー。

長いねむけ #- | URL | 2014/03/25 14:05 - edit

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