音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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THE BOOM「思春期」(1992) レビュー 

思春期

(私信)
Twitterを始めました。IDは@nagai_nemukeです。頻度は低いと思いますが、こちらのブログで取り上げない音楽の話題などをちょいちょい書こうかなと思います。よろしくお願いします。


というわけで今回は日本のロックバンド、THE BOOMより4thアルバムの「思春期」を紹介します。

THE BOOMといえばなんといっても名曲「島唄」を発表したことで有名なバンドですね。この楽曲は小学校の音楽の教科書に載るなど、日本を代表する楽曲として親しまれております。

しかし逆に、この曲を除いた彼らの楽曲はあまり認知度が高くないように思われます。かくいう自分も他の楽曲を知りませんでした。

そんなわけで、これほどの名曲を作り出した彼らは他にどんな楽曲を作っているのだろう、という好奇心が湧いて今回のアルバムにたどり着いた次第ですね。

ちなみに、THE BOOMは1986年に結成され現在でも活動を続けているベテランバンドで、メンバーは全員山梨か東京が出身らしいです。沖縄を連想させる楽曲を作っているのは、沖縄へ行った時の経験からきているそうですね。


[全曲レビュー]

1. 思春期  ★★★★

1曲目はブルース風味なロック。若干岡村靖幸っぽいボーカルがクセになりますね。情動的に歌い上げるサビが印象的。

2. 子供らに花束を  ★★★★

こちらはスカ要素が強いロック。チャカチャカとこ気味の良いギターが良いノリを出してます。そして何より特筆すべきは歌詞。前述の通りノリの良い曲ですが、歌詞は戦争や死を連想させる重苦しいものとなっており、曲全体に不思議な味わいを出しています。この鬱々とした歌詞にスカを乗せるセンスが好きですね。

3. ひのもとのうた  ★★★★

琉球音階と三線の音色をふんだんに盛り込んだ1曲。当時の日本の政治的状況を揶揄した歌詞がまた、思春期的で良いですね。ライブで盛り上がってること間違いなしであろう名曲。

4. みちづれ  ★★★★☆

なんかもう色んな要素がごちゃまぜになっている楽曲。一応スカっぽい要素が強いですかね。現代の電波ソングに通じるところがあります。歌詞も、一癖も二癖もあるラブソング。こういうの大好きです。ユニコーンが好きな人とかは絶対好きになると思います。

5. きょうきのばらあど  ★★★☆

こちらも裏拍でギターがこ気味良く鳴っているスカ。管楽器が喜劇的な含みを持たせていて楽しげな曲です。若干展開に面白みが少ないのでこの評価ですが、歌詞はとても好みです。

6. 星を数えているうちに  ★★★★

素朴なロックバラード的な。NHKみんなのうたで流れそうな優しい歌ですね。同じメロの繰り返しが多い曲ですが、歌詞とメロディーそのものの良さがそれをカバーしているといった印象。

7. 憂鬱なファーブル  ★★★

こちらは爽やかな曲調。ゆずとかを思い出します。歌詞のセンスは素敵ですがメロがあまり好みではなかったのでこの評価。

8. そばにいたい  ★★★☆

ゆったりとしていて、普通に良い曲。島唄へ続く曲というのもあってか、世界を憂いている歌詞が響きます。

9. 島唄  ★★★★★

説明不要の名曲。沖縄の歴史と慣習、そして多くの思いを包括した作品です。余談ですが、この曲が発表された当時は沖縄民が「沖縄民でもないのにこんな曲を作るとは何事だ」と非難する声も少なくなかったそうですが、楽曲を制作した宮沢氏の沖縄に対する熱い想いを聞くうちにそうした非難もみるみるなくなっていった、という経緯があるそうですね。

10. サラバ  ★★★☆

ラストはのんびりとしたスカ。切なげな郷愁を感じさせる1曲。良いラストだと思います。


[総評]

アルバムを聴く前の、つまりは「島唄」しか知らない状態でのTHE BOOMのイメージを、良い意味で打ち壊してくれました。なんといっても想像していた以上にバラエティが豊かで、楽曲もみなキャッチーで取っ付き易かったです。M2~M4の流れが特に面白くて良かったですねえ。少し荒削りな曲からはロックを感じ、皮肉とユーモアが入り混じる歌詞の隙間にはノスタルジーを抱きました。アルバムの構成も良し。前半に持ち前のアップテンポなA面的楽曲を盛り込み、後半に郷愁を感じさせるローテンポな楽曲を置いていてわかりやすいです。後半は少々地味に感じたのが惜しいですが。思春期の瑞々しさと深淵たる沖縄愛を存分に堪能できる名盤です。

★★★★



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Posted on 2014/03/20 Thu. 00:57 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 4

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コメント

今作は、オリジナルアルバムの中では彼らの最高傑作だと思います。
「子供らに花束を」が鮮烈に印象に残ったことがきっかけで、THE BOOMを聴くようになったんですよね。
「島唄」は昨年の5月に生で聴くことができました。文句無しの名曲です。
ブログのライブレポにも書きましたが、ボーカルの宮沢さんはしゃべりの方も面白かった上に、お客さんへの気配りもできる人だなと感じましたね。
ライブの方には行かれたことはありますか?

えむけー #PcvYsX0w | URL | 2014/03/21 00:55 - edit

Re: タイトルなし

えむけーさん、こちらでもコメントいただきありがとうございます。
世界的名曲「島唄」が収録されているからという理由で聴いたアルバムですが、その「島唄」を除いてもどの楽曲も優れていて素晴らしい、まさしく名盤だと思います。
まだライブには行ったことないんですよね。機会を伺って行ってみようかと頭の隅で考えていましたが、えむけーさんのライブレポを読んだら更に行きたくなりました(笑)

長いねむけ #- | URL | 2014/03/21 01:10 - edit

長いねむけ様 こんばんは

THE BOOMを久しぶりに楽しませていただきました。
このアルバムは「サラバ」で終わって活動休止に入るなど、
燃え尽きるまで出し尽くした感がありますね。

沖縄愛が表面化したアルバムですが、
ブラジル、レゲエ音楽への造形が深いからこその
説得力だと思います。

最近は東京60WATTSのヴォーカルと組んだりしていますが、
そちらの活動も気になっています。

GAOHEWGII #- | URL | 2014/03/23 10:13 - edit

Re: タイトルなし

GAOHEWGIIさん、コメントありがとうございます。
THE BOOMは一応ロックのカテゴリに属していますが、他ジャンルへの造詣の深さも語るに外せませんね。
確かに沖縄音楽の表現力は、本場レゲエの傾倒を据えての力強さだと感じます。

長いねむけ #- | URL | 2014/03/24 03:29 - edit

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