Zoot Woman「Things Are What They Used To Be」(2009) レビュー
Zoot Womanは1996年頃から活動しているニューウェイヴ系バンドで、どこか懐かしさを感じるミュージックと個性的で凝ったMVで、Youtubeなどでもそれなりの人気を博しています。
このバンドについて気になる方は、こちらの方の記事などをご覧になるといいかと思います。
そんなわけで以下全曲レビュー&総評。
[全曲レビュー]
1. Just A Friend Of Mine ★★★★
電子音と歌声の相性が良く、耳に馴染んで気持ちいいですね。日本の有名どころでいうとサカナクションとかの類です。4つ打ちのダンスミュージックですが、大音量でノリノリで踊るよりもボリュームを抑えて聴き入りたいタイプの曲。ほろ苦い気持ちになります。
2. Lonely By Your Side ★★★☆
クールな4つ打ちサウンド。ダウナーな雰囲気に哀愁を誘われます。
3. More Than Ever ★★★☆
劇場的な広がりのある楽曲。後半の展開がとても良いです。
4. Saturation ★★★
こちらも独特で哀愁を感じるダンスミュージック。メロディーは良いものの、展開が大人しく、冗長に感じてあまり好みではなかったのでこの評価。
5. Take You Higher ★★★
リバーブ感の濃い、淫靡で宙に浮いたような曲。聴いてる分には心地いいですがあまり印象に残らないのでこの評価。
6. Witness ★★★★
電子的でノイズの混じったベース音の主張が強く、クールな曲調の中に攻撃性が見える1曲。重低音が強調される中でシンセの高音が良いアクセントになっていて、楽曲もメリハリがありボーカルのメロも好みでカッコいいです。
7. Lust Forever ★★★☆
音数が多いオケを子気味良くまとめたノリの良い楽曲。M6とM7の繋ぎとして素晴らしいですが、逆にM6とM8に挟まれてあまり印象深く残らないのが残念。
8. Memory ★★★★☆
本作のベストチューン。Youtubeで公開されているこの楽曲のMVがきっかけでこのバンドを知りました。非常に面白い発想で素晴らしいクオリティのMV、楽曲も、とてもクール且つキャッチーで電子音の鋭さを感じます。ラストの展開は初聴で心を持ってかれました。
9. We Won't Break ★★★★
非常に不思議な味わいのある楽曲。全体に満遍なく盛り込まれたコーラスが印象的。個人的にはThe Fieldの「Over the Ice」とKarafinaの「Magia」が頭を掠めました。楽曲そのものは少し展開に物足りなさがあるものの、やはり癖になるカッコよさがあります。それと、こちらもM8と同じく公式MVが面白いです。
10. Things Are What They Used To Be ★★★☆
こういう、低音がヴィ~~と鳴っている静かな雰囲気好きですねえ。後半の盛り上げも素敵ですが、中盤があまり面白くなかったのでこの評価。
11. Blue Sea ★★☆
タイトルの通り海をイメージした雄大な楽曲。あまり印象に残らなかったのでこの評価。
12. Live In My Head ★★★
ラストトラック。Zoot Womanらしい個性のある楽曲。悪くないですが、他のアルバム内の楽曲と比べると突出したところがなく、可もなく不可もなくといった印象。
[総評]
ダンスミュージックを基調とした独特な、ニューウェーブ的楽曲群でしたが、曲の構成やメロディーなどがとてもキャッチーで聴きやすく、特にどこか哀愁の漂うメロとボーカルの組み合わせは素晴らしかったです。シンプルな弾き語りなどでも映えるのではないでしょうか。アルバム全体の構成も悪くなく、1曲1曲が前後の曲を引き立て合い、通して聴くのも苦ではないと感じます。特にM6~M9の流れが好きですね。ただ、★×4を超える高評価の曲があまりなく、地味目な印象を受けたので、惜しいですが名盤まであと一歩、という評価を付けたいと思います。
★★★☆
このバンドについて気になる方は、こちらの方の記事などをご覧になるといいかと思います。
そんなわけで以下全曲レビュー&総評。
[全曲レビュー]
1. Just A Friend Of Mine ★★★★
電子音と歌声の相性が良く、耳に馴染んで気持ちいいですね。日本の有名どころでいうとサカナクションとかの類です。4つ打ちのダンスミュージックですが、大音量でノリノリで踊るよりもボリュームを抑えて聴き入りたいタイプの曲。ほろ苦い気持ちになります。
2. Lonely By Your Side ★★★☆
クールな4つ打ちサウンド。ダウナーな雰囲気に哀愁を誘われます。
3. More Than Ever ★★★☆
劇場的な広がりのある楽曲。後半の展開がとても良いです。
4. Saturation ★★★
こちらも独特で哀愁を感じるダンスミュージック。メロディーは良いものの、展開が大人しく、冗長に感じてあまり好みではなかったのでこの評価。
5. Take You Higher ★★★
リバーブ感の濃い、淫靡で宙に浮いたような曲。聴いてる分には心地いいですがあまり印象に残らないのでこの評価。
6. Witness ★★★★
電子的でノイズの混じったベース音の主張が強く、クールな曲調の中に攻撃性が見える1曲。重低音が強調される中でシンセの高音が良いアクセントになっていて、楽曲もメリハリがありボーカルのメロも好みでカッコいいです。
7. Lust Forever ★★★☆
音数が多いオケを子気味良くまとめたノリの良い楽曲。M6とM7の繋ぎとして素晴らしいですが、逆にM6とM8に挟まれてあまり印象深く残らないのが残念。
8. Memory ★★★★☆
本作のベストチューン。Youtubeで公開されているこの楽曲のMVがきっかけでこのバンドを知りました。非常に面白い発想で素晴らしいクオリティのMV、楽曲も、とてもクール且つキャッチーで電子音の鋭さを感じます。ラストの展開は初聴で心を持ってかれました。
9. We Won't Break ★★★★
非常に不思議な味わいのある楽曲。全体に満遍なく盛り込まれたコーラスが印象的。個人的にはThe Fieldの「Over the Ice」とKarafinaの「Magia」が頭を掠めました。楽曲そのものは少し展開に物足りなさがあるものの、やはり癖になるカッコよさがあります。それと、こちらもM8と同じく公式MVが面白いです。
10. Things Are What They Used To Be ★★★☆
こういう、低音がヴィ~~と鳴っている静かな雰囲気好きですねえ。後半の盛り上げも素敵ですが、中盤があまり面白くなかったのでこの評価。
11. Blue Sea ★★☆
タイトルの通り海をイメージした雄大な楽曲。あまり印象に残らなかったのでこの評価。
12. Live In My Head ★★★
ラストトラック。Zoot Womanらしい個性のある楽曲。悪くないですが、他のアルバム内の楽曲と比べると突出したところがなく、可もなく不可もなくといった印象。
[総評]
ダンスミュージックを基調とした独特な、ニューウェーブ的楽曲群でしたが、曲の構成やメロディーなどがとてもキャッチーで聴きやすく、特にどこか哀愁の漂うメロとボーカルの組み合わせは素晴らしかったです。シンプルな弾き語りなどでも映えるのではないでしょうか。アルバム全体の構成も悪くなく、1曲1曲が前後の曲を引き立て合い、通して聴くのも苦ではないと感じます。特にM6~M9の流れが好きですね。ただ、★×4を超える高評価の曲があまりなく、地味目な印象を受けたので、惜しいですが名盤まであと一歩、という評価を付けたいと思います。
★★★☆
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