音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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たま「きゃべつ」(1991) レビュー 

きゃべつ

90年代を代表する日本の音楽バンド、たまより、メジャー3rdアルバムの「きゃべつ」を紹介します。

たまは4人組の音楽バンドで、89年に「三宅裕司のイカすバンド天国」という番組に出演してから一気にブレイクし、社会現象を引き起こしたバンドです。

既に解散してしまっていますが、その唯一無二の音楽性は、今でも多くのファンを魅了しています。(自分を含め)

ジャンルとしてはフォーク・ロックにあたりますが、メンバー全員がそれぞれ作詞作曲歌唱をするため、一概にこれだ!というような明確なジャンルはありません。

そんなわけで以下全曲レビュー&総評。


[全曲レビュー]

1. きみしかいない  ★★★★

作詞作曲は知久寿焼氏。ぼんやりと子供の頃の喧騒や哀愁を感じていましたが、何度も聴いてると、色々と深読みしたくなる歌詞です。そのうち、何度も聴きかえした名盤は詳細レビューとかのカテゴリでも設けてじっくり語りたいですね。

2. ぼくはヘリコプター  ★★★★

作詞作曲は柳原幼一郎氏。一体何を歌ったのかイマイチわからない曲ですが、とてもポップで聴きやすい歌です。間奏でガラッとアレンジが変わったのが印象的。たまはプログレッシブな要素があって、そこも面白いと感じますねえ。

3. 魚  ★★☆

作詞作曲は石川浩司氏。歌詞がシュールに一貫しています。あまり面白くないのでこの評価。

4. 丘の上  ★★★★☆

作詞作曲は滝本晃司氏。知久さん曰く、「たま唯一のラブソング」らしいのですが、すごくメタファーで難しい歌詞です。しかしながら、サビの優しさと哀愁が入り混じったようなメロディーと詞がとても素敵で、大好きな楽曲です。

5. 植木鉢  ★★★★

作詞作曲は知久寿焼氏。M1と同じく子供の頃を思い出す哀愁のある楽曲。知久さんの歌詞は、とても想像を掻き立てられて、それでいて掘っていけば掘っていくほど悲しく、仄暗くなっていくのでとても好きです。まさしく詩人。

6. 満月小唄  ★★★★★

作詞作曲は柳原幼一郎氏。聴く度に泣いてしまう、名曲中の名曲。本当に良い曲は表に出ずひっそりと評価されているものだ、とはよく言いますが、この曲を聴いた時それを痛感しました。なぜこんな良い曲がたまの代表曲になっていないのだろうか。「さよなら人類」も「かなしいズボン」も名曲ですが、やはりぼくの中のNo.1たま曲は永遠にこの曲です。7分40秒と長い曲ですが、1秒も無駄がなく、最初から最後までじっと聴いてしまいます。メロも詞もコーラスもリフもなにからなにまで大好きです。

7. 星を食べる  ★★★★☆

作詞作曲は滝本晃司氏。M4と同じく落ち着いたダンディーな歌声が素敵なフォークソング。こちらも褒めようと思えば隅々まで褒められるような名曲です。滝本さんは、たま加入以前は妻子持ちのサラリーマンとして働いていたらしく、楽器も弾けなかったらしいですが、こんな稀有な才能を持つサラリーマンがその辺にいるわけないですから、たまの4人が集まったのは本当に物凄い奇跡だなあと改めて感じました。

8. おなかパンパン  ★★★★

作詞作曲は石川浩司氏。ドラえもんの絵描き歌のような気の抜けた曲、かと思いきやいきなりギターが暴れたり変則的なアレンジになったりと、先が読めない曲です。しかし全体を通して歌謡曲の体裁は保っているので聴きやすい、そして面白い。そんな曲。

9. おやすみいのしし  ★★★★☆

作詞作曲は知久寿焼氏。ノリがM2に近く楽しげで、メロディーも近いですが、歌詞が不穏なのがギャップとなっていて特に好きです。それと石川さんの合いの手がすごくリズミカルでこちらも最高に中毒性が高い。作る楽曲は他3人と比べるとやや聴き劣りしますが、やはりたまは石川さんがいてこそのたまですね。いや、もちろん聴き劣りするとはいっても石川さんも十分に素敵な楽曲を作りますが。

10. とこやはどこや  ★★★★

作詞作曲は柳原幼一郎氏。ノリがいい曲が続きます。とてもアンサンブルでみな楽しそうに歌っていて、やはり柳原さんはたま屈指のメロディーメーカーだなあと感じます。冗談で作った曲らしく、歌詞にも多くのダジャレが散りばめられてますが、そんな中にも言葉選びにセンスを感じます。

11. こわれた  ★★★☆

作詞作曲は滝本晃司氏。わかりやすい多大な狂気を含んだ楽曲。「一番最初にお父さんがこわれた」という出だしのフレーズに驚いた人も多いのではないでしょうか。確かにたま(特に知久さんと滝本さん)の楽曲の歌詞は、人間の心の闇を暗喩したような暗い表現がよくされていますが、ここまでわかりやすく曲も歌詞も「怖い」作品はあまりないと思います。トラウマになった人も多いかもしれませんね。ラストトラックにこの曲を持ってきたことが、やはりこのアルバムの、というかたまというバンドの本質をわかりやすく示していることになっているのではないでしょうか。あ、曲としては少し冗長に感じるのでこの評価です。


[総評]

世界中どこを見ても、このバンドと並走できる楽曲を作れる人はいないであろうと確信してしまうほどの唯一無二性。それでいて、これは超個人的ですが、ここまでぼくの心をぐちゃぐちゃにかき乱したアルバムも他にありません。やはり人の心を強く動かせる楽曲こそその人にとっての本当の名曲だ、というのは強く感じましたね。自分の人生に強く刻まれた名盤だと思います。ちなみに、このアルバムは現在廃盤となっており、プレミアもついていて新しく買おうとするとかなりの値段になりますが、TSUTAYAとかに普通に置いてあるので是非手にとってみてください。ぼくは、うちの母親がちょうどイカ天世代でこのアルバムも所有していたので、大事に棚に置いておきたいと思います(笑)

★★★★☆


今アルバムとは違うアレンジですが、こちらも素敵です。

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Posted on 2014/02/02 Sun. 00:38 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 0

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