音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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矢野顕子「ひとつだけ / the very best of 矢野顕子」(1996) レビュー 

ひとつだけ _ the very best of 矢野顕子

今回は日本のシンガーソングライター、矢野顕子の1996年に発売されたベストアルバム「ひとつだけ / the very best of 矢野顕子」を紹介します。

矢野顕子氏は、1974年にデビューしてから現在まで、長くに渡り活動しているシンガーソングライターで、かのYMOの坂本龍一氏とご結婚なされていることでも有名です。

しかしぼくが矢野顕子氏をちゃんと認知したのは割と最近で、友人からオススメしてもらったことがきっかけでした。家で彼女の曲を試しに聴いてみたところ、酷く感動してしまい、もうこれはアルバムを聴くしかない、と思い立ってこのアルバムを聴くことに行き着いた次第です。

坂本龍一氏と云々の件はさっきWiki見て初めて知りました。はい、ごめんなさい。

というわけで以下全曲レビューと総評です。


[全曲レビュー]

1. ひとつだけ  ★★★★★

コード進行からメロディー、リズム隊が奏でるグルーヴ、全てが逸品。何より歌詞がホロホロと胸にきます。この曲で忌野清志郎氏とコラボしたライブの動画を見ましたが、もう涙腺が緩んで仕方ありませんでした。ぼくの人生に刻み込まれた名曲。

2. 気球にのって  ★★★★

けだるくて緩い雰囲気の1曲。歌声も低音でクールな大人っぽい感じで、M1の高音で癖のあるハスキーな歌声とギャップを感じます。素敵です。気球に乗ってどこか遠くへ、サヨナラ、サヨナラ。

3. 電話線  ★★★

ジャジーでパーカスの音がイカしてる曲。曲自体はあまり好みの部類ではありませんが、歌詞の詩的表現が素敵ですね。

4. 在広東少年  ★★★★

アップテンポで軽快、それでいてキャッチーなメロディ。YMO的なシンセサイザーが印象に残って、調べてたら本当にYMOがプロデュースしてました。歌詞は、曲に反してなんとも哀しいです。

5. 春咲小紅  ★★★★☆

歌詞は糸井重里氏。なんともロマンチックで可愛らしく、良い詞です。曲もフワフワとしていて、耳によく馴染む音色。

6. どんなときも どんなときも どんなときも  ★★★☆

優しく流れるようなメロディー。メルヘンな笛の音とラストのブレイクが印象的。昭和の歌謡曲的な哀愁があります。

7. ラーメンたべたい  ★★★★

深いストーリー性を感じるひたすらラーメンが食べたい歌。ムンベ的な雰囲気とサビの柔らかさが素敵です。矢野顕子氏の楽曲は、全体的にリズム隊がカッコよくグルーヴ感を強く感じますね。

8. DAVID  ★★★★☆

初聴でも安心して落ち着いて聴いていられる、90年代歌謡メロディー。テクニックで魅せるでもなく、王道から外れたシャレオツさで魅せるでもなく、かといって没個性的でもない、当時の年代を感じさせる紛れもない矢野顕子氏の曲。名曲です。

9. 自転車でおいで  ★★★★

作詞はM5に続き糸井重里氏。ゲストボーカルで佐野元春氏が参加しています。みんなのうたを彷彿とさせる、童話的で優しい詞とメロディー。「とうふ屋のかどから4軒め」や「牛乳のあきびん」などの言葉選びが、郷愁的な想いに駆られて個人的に好き。

10. Watching You  ★★★

作詞は糸井重里氏と矢野顕子氏の共同作詞。母性の溢れる優しい歌詞ですね。曲としてはもう少しメリハリがあるともっと良かったかなと個人的に感じました。子守唄のような睡眠効果があるので、故意的だとは思いますが。

11. いいこ いいこ  ★★★

作詞は引き続き糸井重里氏。ボサノバ風味で落ち着く曲ですね。間奏も面白く悪くないですが、全体的に大人しすぎて単調に感じてしまうのでこの評価。

12. SUPER FOLK SONG  ★★★

こちらも作詞は糸井重里氏。ピアノの弾き語りですね。相変わらず言葉選びが面白い良い詞で、明るくメリハリのあるピアノも素敵ですが、メロディー自体があまり好みではなかったのでこの評価。

13. 中央線  ★★★

カバーです。原曲はTHE BOOMで作詞作曲は宮沢和史氏。しっとりとした詞と曲がとても合っていますが、こちらもメロディーそのものが琴線に触れなかったのでこの評価。悪くもないが、特別良くもない、そんな感じ。

14. すばらしい日々  ★★★

こちらはユニコーンのカバー。作詞作曲は奥田民生氏。こちらもしっとりとお洒落なアレンジで、優しく歌われていて矢野顕子氏独特の哀愁が出ていますが、、原曲の哀愁、悲壮感、そして爽快感が失われてしまっているのがやはり残念。原曲が大好きなだけに評価もかなり辛口になってしまいますがご了承ください。それにしても、まさか矢野顕子氏がユニコーンをカバーしていたとは思いませんでした。意外です。

15. 夢のヒヨコ  ★★★★

M13から全カバーの流れかと思いきやこちらはオリジナル曲です。作詞はお馴染み糸井重里氏。明るく可愛らしいサビでほっこりしつつも、どこか哀愁も感じて、素敵な楽曲です。

16. 二人のハーモニー  ★★★★

宮沢和史氏との共同制作楽曲。アダルティー90年代を感じさせる良い曲です。落ち着いた雰囲気の中に混じるサンバ的なリズムの調味料が曲を一層気持ち良く引き立たせています。二人の声の相性も良いですねえ。コーヒーが似合うお洒落な楽曲。

17. New Song  ★★★★

ラストトラック。こちらもシンプルなピアノの弾き語りで、母性的な優しい歌詞。こういう柔らかく包まれるような歌詞を全て「優しい」の一言で済ましてしまうのはなんともお粗末で自分の語彙力のなさを痛感しますが、とにもかくにも素敵な詞とメロディーです。


[総評]

心洗われる優しい楽曲の数々でとても癒されるアルバムでした。矢野顕子氏の独特な歌声も、癒しの波動を放っているかのように、聴くだけでぽわわ~んと気持ち良くなってしまいます。そして全体的に高水準で名曲も多く、間違いなく満足の一品ですが、一方で落ち着きすぎな部分はあまり好みではなかったため、その点で少し評価が低めになってしまいました。とは言っても、名曲多しでボリューム感もあって、是非ともオススメしたい1枚です。

★★★☆



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Posted on 2014/01/30 Thu. 03:26 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 0

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