音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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上坂すみれ「革命的ブロードウェイ主義者同盟」(2014) レビュー 

革命的ブロードウェイ主義者同盟 1

今回は、今月8日に発売したばかりである声優・上坂すみれ氏の1stアルバム「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を紹介します。

ぼくは基本的に同人音楽以外は過去に出たアルバムを遡って聴くタイプなので、発売ホヤホヤの商業アルバムをレビューするのはなかなかレアな体験ですね。

さて、このアルバムを聴こうと思ったきっかけは、まあお察しの通りぼくがこの声優さんのファンだからです。

この声優、上坂すみれ氏は現在22歳で声優歴も2年と、まだ新人の域を脱していない方で、演技のレベルもまちまちなのですが、何を隠そうこの方は本人のキャラそのものが濃いことで有名なのです。

音楽の趣味はアニソンを始め筋肉少女帯やたま、人間椅子に谷山浩子に電気グルーヴ、細川たかしにメタリカと、シンパシーを感じるくらいカオスなラインナップ。

そして極めつけはロシア(ソ連)、ミリタリー好きでゴスロリ好き、プロレス好きと、意味がわからないほどに幅広い嗜好を持っています。22歳ですよこれで。

そしてそれを嬉々としてラジオで語っているのを聞いているうちに、すっかりファンになってしまいました。

そしてもう一つ、彼女のラジオ「乙女*ムジカ」では、時々彼女の好きなアーティストだったり作曲家だったりがゲストとしてくるのですが、それがまあなんと豪華なことよ。

大槻ケンヂを始め人間椅子、谷山浩子氏、サエキけんぞう氏、桃井はるこ氏などなど、80年代音楽シーンの大御所からアニソン界の大御所まで勢ぞろいです。

このこともあって、このアルバムでのクリエイター陣も非常に豪華なことになっています。そこのところにも注目してみてください。

ちなみに、このアルバムは「ゲーム音楽」をコンセプトの一つとして作られているとのことで、その系統の楽曲が多めらしいです。なかなか渋いアルバムになりそうですね。

というわけで以下全曲レビュー&総評。


[全曲レビュー]

1. 予感  ★★★★

インスト。作曲編曲はR・O・N氏。長州が出てきそうな曲ですね。平沢進とSkrillexを足して2で割った感じ。とてもカッコよくツボに入りました。マーチの要素も盛り込まれていて、とっても彼女の趣味が反映された曲だと思います。


2. 革命的ブロードウェイ主義者同盟  ★★★★✩

このアルバムの表題曲。作詞作曲編曲は遠山明孝氏。先行でMVが公開されているのを見てからすっかりハマってしまった曲です。少なからずボーカルに物足りなさを感じたものの、イントロアウトロ、そして2番サビ以降の演説パートからの盛り上がりが超カッコいいですね。MVも神風動画にAC部と豪華製作陣で、特にAC部の個性が全開に出た後半は最高でした。

3. サイケデリック純情  ★★★★

M2に続き作詞作曲編曲は遠山明孝氏。ユーロビート的な感じ。昔のゲーム音楽を彷彿とさせます。曲の構成はアニソン的ですね。渋みのある音色やリフを取り入れつつ、キャッチーなメロディとサビの可愛らしい合いの手が癖になりますね。

4. テトリアシトリ  ★★★✩

作詞作曲は桃井はるこ氏、編曲は松武秀樹氏。曲名の通り、テトリスをイメージした曲だったと思います。トランス的な展開美があります。

5. Theme of Dr. AKASO  ★★★★

M1と同じくインストで作曲編曲もR・O・N氏。短いながらも凄く印象に残る曲。おどろおどろしさのあるダンスミュージックです。

6. 我旗の元へと集いたまえ  ★★★★

ラジオではお馴染みの曲。作詞は畑亜貴氏、作編曲は伊藤賢治氏。ギターのリフの臭さが最高ですね。ボーカルのメロディーラインはラジオで何度も聴いてきたので補正がかってるのもありますが、とても熱くカッコ良いと感じます。

7. SUMIRE #propaganda  ★★★★✩

作詞はM6に続き畑亜貴氏、作編曲は佐野電磁氏です。細かいジャンルのことはよくわかりませんが、トランスでムンベ的な感じでしょうか。めちゃめちゃクールで渋い曲です。歌詞がまた赤く過激な内容になっているのですが、その過激さが曲のクールさで中和されてなんとも言い難いフシギな味わいを出しています。

8. 我らと我らの道を  ★★★★★

こちらもラジオではお馴染み。上坂すみれ氏のロシア愛を存分に出した1曲。作詞は前2曲に続き畑亜貴氏、作編曲は田中秀和氏。この曲を聴いてまず思ったのが、田中秀和氏の振り幅の広さですね。畑亜貴氏は言わずもがな、田中秀和氏は「太陽曰く燃えよカオス」など、電波で中毒性の高い曲を作る神前暁フォロワーとしてのイメージしか持っていなかったのですが、この曲で作曲家としての能力の高さ、そして個性を思い知らされました。ここまで「ロシアの軍歌」と「日本のアニメソング」を絶妙な配合で混ぜたような曲を聴くのは初めてです。

9. 悪夢  ★★★★

インスト。作編曲は長谷川智樹氏。初代ファミコン音楽(主にマリオ)や昔のディズニーを思い出させる曲です。素っ頓狂な雰囲気ながらも、どこか不安になる要素があって、曲名の妙を感じます。

10. げんし、女子は、たいようだった。  ★★★★

アニメ「げんしけん 二代目」のOP曲。作詞作曲は桃井はるこ氏、編曲は鈴木勝彦氏。とてもアニソンらしいアニソンですね。ちょっと一昔前のアニソンっぽいところがあるのが個人的にツボです。ただこの曲は、上坂すみれの曲、というより桃井はるこの曲、という印象を抱いてしまうのが残念なところ。

11. 哀愁Fakeハネムーン  ★★★★

作詞は森雪之丞氏、作編曲は岡部啓一氏。80年代アイドル感が物凄い。シンセの音から何から懐メロっぽさが半端ないです。2番サビ後のギターソロからの流れがもうテンション上がるったらないですね。

12. 真・革命伝説  ★★★✩

作詞は畑亜貴氏、作編曲は伊藤賢治氏。こちらも昭和感が強く、おっさんホイホイな曲ですね。バイオリンの音色が綺麗です。強いて言うなら曲に対してボーカルがちょっと物足りないなあと感じたのでこの評価。

13. FLYERS  ★★★✩

作詞は畑亜貴氏、作編曲は光田康典氏。あまりゲーム音楽には詳しくありませんが、FFやクロノトリガーを彷彿とさせるカッコいい系のゲーム音楽のような感じですね。てか調べてみたら光田氏は実際にクロノトリガーで曲担当してました。納得。

14. 七つの海よりキミの海  ★★★

ラストトラック。アニメ「波打ち際のむろみさん」のOP曲で、上坂すみれ氏の歌手デビュー曲でもあります。作詞は畑亜貴氏、作曲が神前暁氏、編曲が神前暁氏と高田龍一氏。曲としての評価は★×4と高評価ですが、このアルバムではこの曲は半ばコメンタリー的な位置にあったのでこの評価。上坂すみれ氏が前半でアルバムの解説をするという、ファンに対して良いサプライズになっていて、なかなか素敵な終わり方だと思いました。ただ人気の高いデビューシングルをイントロから1番サビ前までBGM扱いして語り続けるというのは些か挑戦的で斬新とも言える所業ではなかろうか。


[総評]

全体を通してとてもバラエティに富んでいて、それが全て上坂すみれという一人の人間で繋がっているという統一感があって、ファンとして嬉しい構成のアルバムだったと思います。楽曲一つ一つも名曲だらけで、上坂すみれ氏を知らない人を引きずり込むのにも十分なレベルでした。今後の課題があるとすればやはり歌唱力ですかね。M7のようなボーカルを前に押し出さないような楽曲やM14のようなハイテンションなアニソンは問題ありませんが、他の楽曲ではやはり物足りなさを少なからず感じました。まあ自分は曲自体が良ければ歌唱力の有り無しはあまり気にしないタイプなのでさほど評価に影響はありませんが、これから更に歌手としての人気を固くしていくためには、ここをどうにかせねばなるまいなと思います。とはいっても総合すると声優のアルバムとはとても思えないぐらいとんでもないクオリティで、少なくとも声優界に名を刻むアルバムであると感じます。今後にも大いに期待したいです。

★★★★



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Posted on 2014/01/10 Fri. 18:23 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 0

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