音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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平沢進「救済の技法」(1998) レビュー 

救済の技法

今回は、日本のテクノ音楽家、平沢進の7thアルバム「救済の技法」を紹介します。

平沢進氏は1973年頃、プログレッシブロックバンド「マンドレイク」を結成し、その後解散を経て1979年にニューウェイヴバンド「P-MODEL」を結成。メジャーデビューし、人気を博しました。

そしてその後P-MODELの活動休止を経てから個人で活動するようになり、40年ほど経った現在でも現役で音楽活動を行っています。

ぼくが平沢進氏を知ったのは、平沢進氏が音楽を担当した故・今敏監督の映画「パプリカ」からですね。

この映画の主題歌となっている「パレード」という曲に圧倒され、平沢進氏の楽曲を聴いてみようと思った次第です。

既にP-MODELのベストを含めたいくつかのアルバムを聴いているのですが、それはまたの機会に置いておいて、今回は平沢進氏のアルバムの中でも特に人気が高いこのアルバムをレビューしようと思います。

ちなみに今アルバムはタイトルの通り1998年に発売されていますが、今回紹介するのは2009年にデジタルマスタリングされたHQCD版なので、本来ラストトラックだったM10以降にシングル「BERSERK-Forces-」の収録曲4曲が追加されています。

というわけで以下全曲レビュー&総評


[全曲レビュー]

1. TOWN-0 PHASE-5  ★★★★✩

平沢進氏の壮大で、美しく、艶やかでどこか淫靡な世界観を頭に刻み込むには十分な1曲。P-MODEL時代の曲と比べると、まさに完成された音楽であると思います。

2. MOON TIME  ★★★★

宗教音楽か何か?と思ってしまうほど現実離れした美しく雄大な曲。心酔してしまうという意味ではあながち間違いではないかもしれません。たゆたうようなメロディーが心地良いです。

3. 庭師KING  ★★★★

構成は単調で曲も4分40秒と長めなのですが、最後まで聴いてて飽きないのは、トリップしてしまうほどの壮大さと歌声の優しさが堪らなく好きだからだと思います。(自己分析)

4. GHOST BRIDGE  ★★★★

前3曲と比べ壮大感はありませんが、大河が流れるように美しく澄んだ楽曲です。曲と一体化した平沢氏のボーカルがとても素敵。

5. ナーシサス次元から来た人  ★★★★

遠い世界を旅しているような気分になれる曲。いや、平沢氏の曲はみなそう感じるのですが、この曲は特にです。およそ俗物感のない研ぎ澄まされた詞で、とても素敵です。

6. 万象の奇夜  ★★★★

オーケストラのような壮大さですが、オーケストラでは再現できないような音の組み合わせ、音色で、常々「電子音楽」を極めた人だなあと感じます。

7. MOTHER  ★★★★✩

壮大で美しいメロディー。この世界を包括するような優しさを感じます。さて、このアルバムのレビューで一体何回「壮大」という言葉を使えばぼくの気は済むのだろうか。

8. 橋大工  ★★★★

全然使っている楽器は違いますが、カントリーの要素を感じますね。暖かい音楽です。

9. 救済の技法  ★★★★

表題曲。一転して厳かな雰囲気。サビのコーラスどうなってるんでしょうかこれ。物凄い気迫を感じます。

10. WORLD CELL  ★★★★

インスト。大音量で聴いたら陶酔してしまいそうな美しさです。

11. BERSERK -Forces-  ★★★★✩

平沢進といえばこのシンセ音!と自分では勝手にイメージを持っていたのですが、このアルバム内ではあまり使われていなかったですね。この曲は1997~8年にアニメ「ベルセルク」の劇中歌として使われていたそうです。民族的ですが、物々しい雰囲気を醸し出していて、この曲が使われたアニメがどのようなものかとても気になります。

12. BERSERK -Forces- (GOD HAND MIX)  ★★★★

M11のセルフリミックス。原曲よりもテクノテクノしていて、低音がカッコいいです。コーラスも増し増しで厳格な雰囲気が出ています。

13. BERSERK -Forces- (オリジナル・カラオケ)

カラオケです。インストでもとてもカッコいいですが評価はなし。

14. BERSERK -Forces- (TV version)

ラストトラックはテレビで流れたショート版。こちらも評価はなし。


[総評]

名曲以外ありませんでした。どの曲も「壮大で美しい」、一体何度この言葉を使えばいいかわからないほど「壮大で美しい」楽曲群でした。微塵たりとも隙がなく、聴く者を圧倒させる絶大な力を1曲1曲に感じます。トリップしたい方は是非とも大音量でこのアルバムを流してみてください。ドライブ中とかだと危険かもしれませんが。とにかく、平沢進氏は、テクノだとか民族調だとかの既存のジャンルを超えた新たな音楽性を築いているな、と感じました。平沢進入門はこのアルバムで決まりですね。

★★★★✩



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Posted on 2014/01/09 Thu. 02:10 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 0

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