音楽を主食とする化物ブログ

 

                                       視聴したアルバムを図々しくちょい辛口で批評したりします

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マキシマム ザ ホルモン「予襲復讐」(2013) レビュー 

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明けましておめでとうございます。

今回は、日本の人気ロックバンド、マキシマム ザ ホルモン(通称ホルモン)が昨年、実に6年振りに発表した5thアルバム「予襲復讐」を紹介します。

ホルモンはマキシマムザ亮君、ダイスケはん、上ちゃん、ナヲの4人から構成されるバンドで、作詞作曲はすべてマキシマムザ亮君が行っています。

ジャンルはミクスチャー・ロックと呼ばれていますが、基本的に歌詞も曲も既存のジャンルに縛られず、独自の路線を開拓していることでもよく知られているバンドですね。

そして今回のアルバムは、そんなホルモンの中でも異例の作品で、なんとブックレットに解説&亮君原案の漫画が150ページ近くにわたって掲載されています。もはやブックです。

なぜこのように大胆なことをしたのかというと、亮君曰くホルモンの楽曲は歌詞に重きを置かれていないと思われているのが嫌だったから、ならば自分で詳細を書いてやろう、普段歌詞カードを見ない連中にも見られるよう漫画も載せよう、とのことからこの結果に至ったそうです。

いやはや、何から何まで個性的なバンドですね。

それでは以下全曲レビュー&総評。


[全曲レビュー]

1. 予襲復讐  ★★★★✩

タイトル曲にして公式PVがアップされてる数少ない楽曲。1曲目にしてキレッキレのナンバーです。デスボイスのクオリティも前に聴いた時と比べてもかなり上がり、楽曲の構成もよく練られていて面白いです。ラスサビのサンボマスターを彷彿とさせる演説とメンバー全員の合唱が最高ですね。

2. 鬱くしきOP ~月の爆撃機~

3曲目への繋ぎ。ブルーハーツのカバーですね。

3. 鬱くしき人々のうた  ★★★★

めっちゃキャッチーで明るいいつものホルモンですが、歌詞が非常に重い。こういう前向きに暗い曲は非常に好きです。

4. 便所サンダルダンス  ★★★✩

曲としてはM3ほどではないですがキャッチーでなかなかのノリの良さ。歌詞に自分の名前入れるとかナチュラルに斬新なことしますねこのバンドは。解説本に載っていた「便所サンダル物語」なる漫画が面白くだらなかったです。

5. 中2 ザ ビーム  ★★★★

出だしからリズム隊が暴れまくってます。歌詞(あと付属の漫画)がくだらないながらもとても共感できて、良いですねえ。あとサビで縦ノリになる曲好きです。

6. 「F」  ★★★

「ポア」だったり「フリー○」だったりと、もう歌詞の表現がなんでもありですね。こういう詞だからこそのホルモン、だとは思いますが、ぼくは正直あんまり好みじゃないです。といっても曲はカッコいいので軒並み評価は高めですけども。この曲は、ちょっと冗長に感じたのでこの評価です。

7. 爪爪爪  ★★★★

4分半の間にアレンジが色々と変化して楽しいですね。メロもかなりキャッチーで聴きやすい。解説文で、ギターリフを「悪のサンバ」と名づけてたのがなかなか的を射ていて面白かったです。

8. ロックお礼参り ~3コードでおまえフルボッコ~  ★★★

過去タイトル「ロック番狂わせ」を彷彿とさせるストレートなパンクロック。メロがパッとこなかったのでこの評価。パンクは歌詞で好きになることが多いのですが、ホルモンはデフォで何言ってるかわからないとこあるのでキツいですねえ。「ションベンの臭さは大人が勝つ!」のフレーズは好きです。

9. アンビリーバボー! ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~  ★★★✩

ファンキーでお洒落な雰囲気。残念ながら世代ではないので歌詞に共感はできず。でもこういうコンセプト面白いですねえ。

10. え・い・り・あ・ん  ★★★★

これぞホルモン、といった感じの変テコでキャッチーでラウドな曲。短い中で何度も展開して一つの曲としてまとめあげる力は、本当に優秀だと思います。

11. my girl  ★★★★

解説曰く初めてのちゃんとしたラブソングとのことですが、やはり歌詞の言葉選びがなんともホルモンらしいというか。一見するとションベン臭い下ネタのオンパレードですが、こういうアプローチは好きです。とても人間的というか、なんというか。ただ、歌詞カードの爽やかな女の子の絵はとても皮肉的に見える。

12. メス豚のケツにビンタ (キックも)  ★★★★

アメトーークの「女の子苦手芸人」を見て思いついた曲とのこと。歌詞の酷さは言わずもがな。無駄にサビのメロが良いのが腹立ちますね。

13. ビューティー殺シアム  ★★★★

M12とは反対に女性(整形女子)に肯定的な歌。曲の構成にこだわりを感じますね。AメロBメロサビというJ-POPの体裁は整えているのにプログレ的な展開の妙があります。

14. maximum the hormone  ★★★★

バンド名をそのままタイトルに持ってきた大胆な曲。お経のような旋律から始まりラウドだったりダンサブルだったり色々と展開してごった煮感ありますね。聴いてて楽しいです。

15. 恋のスペルマ  ★★★★✩

ラストトラック。いやー・・・酷いですね(褒め言葉)。解説曰く、亮君がタイトルに「恋の~」と付ける曲はよほどメロに自信があった時とのことですが、まさにその通りでメロが他にも増してとても良いです。歌詞もM11と同じ理由で好きです。あとは、ダイスケはんが唐突にデスボじゃなくがなり声で叫びだした時は思わず笑いました。いや、ここが良いスパイスになってカッコいいんですけどね、初聴は笑いますわ。

16. -

おまけ。M1に戻る。のほほんとしてます。この曲とは関係ありませんが、ブックレット最後に載っていた漫画「缶詰男」がなかなか面白かったです。でもなぜここにきてフィクションを載せたし。


[総評]

まずは、これほどまでにバンドとしての個性を極めたことを評価したいです。これはこのアルバムに限る評価ではありませんが。既存の縛りに囚われない「中二パワー」炸裂の音楽はまさに唯一無二ですね。そしてこのアルバムですが、1曲1曲のバラエティが豊富で、どの曲も短い中に多くの楽曲を取り込んだような独自性があるので、正直通して聴くのはかなり疲れます。どの曲も、シングルでA面を飾りそうな曲ばかりです。そして歌詞ですが、一見アホみたいで実は深く計算されている匠性がブックレットを読み込んだことでよくわかりました。ただ、そこを含めてもあまり好きではない部分があるにはありますが。でも好きではない部分があるからこそ好きな部分が映える、という考えは持ってますので。プラマイでいったらプラスですね。そんなわけで、とても新鮮で面白いアルバムでした。

★★★★



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Posted on 2014/01/03 Fri. 00:19 [edit]  /  TB: 0  /  CM: 0

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